VPN …
VPN は、インターネット接続をベースとして構築します。従って、
など、インターネットの特徴、メリットを備えています。
外部のネットワークであるインターネットを通過する間、データーは 暗号化されます。相手側のネットワークに到達すると、復号されます。 これによって、インターネット上で情報が漏洩したり、改竄されたりすることを 防いでいます。
暗号化に関しては、インターネット標準 IPsec 従って構築することにより、 充分なセキュリティ強度と、高い互換性を持たせることができます。
標準規格に従って VPN を構築しておけば、将来の拡張や構成変更で 理不尽な制約に縛られる心配もありません。
ランニングコストは、基本的に各拠点からのインターネット接続費( *1)のみです。拠点から外部へ出る時に 暗号化され、相手側に届いた時に復号されますが、その間は 普通のデーターとしてインターネット上を流れます。したがって、 従前の専用線やフレームリレーによる接続と違い、距離、時間、データー量等は 課金額に影響しません。
*1 ただし、固定 IP アドレス・常時接続の必要があります。
固定 IP アドレスのインターネット接続が必要です。 ADSL, CATV 等の接続サービス、光ファイバーでの接続、ISDN による 常時接続等による利用も可能です。
暗号化・復号を行う機器です。各拠点ごとに必要です。 IPsec の標準化が進み、VPN が普及しつつあるためかなり廉価に なってきています。 ADSL, CATV クラスの速度までであれば、10 万円前後の価格のもので 充分対応できます。
YAMAHA | RT105e, RT105i | |
古河電工 | FITELnet F40 |
また、IPsec 最先端の環境である NetBSD を搭載した コンピューターを VPN 装置として使用することも可能です。
NTT 西日本 フレッツ ADSL | -- 既設のアナログ電話回線を使用 | |
InfoSphere Biz ADSL1 | -- 固定 IP 接続サービス |
YAMAHA RT105e |
ランニングコスト(月額) | |||||
フレッツ ADSL | 2,960 | x 2 | 5,920 | ||
Biz ADSL1 | 7,800 | x 2 | 15,600 | ||
計 | 21,520 | ||||
導入コスト | |||||
フレッツ ADSL | 40,000 | x 2 | 80,000 | -- 工事費、ADSL モデム等 | |
Biz ADSL1 加入料 | 5,000 | x 2 | 10,000 | ||
VPN 装置 YAMAHA RT105e | 100,000 | x 2 | 200,000 | ||
VPN 設計/導入費 | 400,000 | ||||
計 | 690,000 |
※ 2002 年 1 月 現在、価格は一例です。
VPN を導入するにあたって、以下の点は留意する必要があります。
インターネット接続品質がそのまま拠点接続の 品質となります。 低品質の接続は避け、トラブルが多ければ接続業者に改善を 要望するとよいでしょう。
VPN は高いセキュリティーを確保するための 充分な機能を 備えていますが、ひとつ間違えると重要な情報を 外部のネットワークに流してしまう結果となります。 ネットワーク全体の設計と VPN 装置の設定には充分留意し、 構築はセキュリティーに関する高度な知識を持ったスタッフが 行う必要があります。
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